最近、グーグル・グラスが話題になっています。
グーグル・グラスは単なるFad、つまり一時的な流行なのでしょうか?
グーグル・グラスが成功するかどうかは、僕にはわかりません。
ただ大きな流れとして、グーグルが行こうとしている方向性は、正しいと思います。

コンピュータの歴史を振り返ると昔はひとつの部屋全体を占拠するような大きな装置でしたが、それがだんだん小さくなっていることがわかります。

下はメインフレームの写真です。
Ibm704

(出典:ウィキペディア)

次はミニ・コンピュータです。
450px-PDP-8
(出典:ウィキペディア)

次はパーソナル・コンピュータです。
IBM_PC_5150
(出典:ウィキペディア)

ワークステーションというのもありました。
576px-SgiOctane
(出典:ウィキペディア)

ラップトップが登場すると持ち運びが出来るようになりました。
Sony_Vaio_C_Series
(出典:ウィキペディア)

ご存知、スマホです。
800px-IPhone_4S_unboxing_17-10-11
(出典:ウィキペディア)

このようにデバイスはより小さく、人間との親密度を高めてゆきます。
それに呼応する形で、コンピュータは単に計算などのタスクを司るだけでなく、次第に人間の五感の延長、ないしは代用品としての役目を多く担うようになりつつあります。これはマーシャル・マクルーハンがいうところの人間の拡張(The Extensions of Man)です。
会社に行く時、iPhoneを家に忘れると、まるでからだの一部を切除されたように不自由に感じるのは、コンピュータが我々の日常生活のアシスタントとして欠かせない存在になり、それ無では現代人は生きてゆけなくなってきていることの証だと思います。

裏返せば、デバイスが人間の拡張を助長するということは、その一方で機械によって簡単に取って代わられることができる類の人間の能力は、次第に退化、衰退することでもあります。

今後も人間とコンピュータの関係は、よりintimate(親密)になりこそすれ、離れてゆくことはないと思います。アップルが次世代のiPhoneとして腕時計型のフォームファクターを考えているのは、従って、まったく自然なことです。

人間の五感に、より近いところにコンピューティング・デバイスを配置する……これはきわめて自然な流れなのです。その意味ではアイウエアが次の大きなフロンティアであることは、誰の目にも明らかです。