フィリピンのニノイ・アキノ国際空港から近いマニラ湾沿いにソレイユ・リゾート&カジノがオープンしました。

同リゾートはフィリピン市場(PSE)に上場しているブルームベリー・リゾーツ(シンボルBLOOM)の旗艦プロジェクトです。客室数は500室、カジノのフロア面積は1.85万平方メートル、ギャンブリング・テーブル数は300、スロットマシン1,200基です。

ソレイユはエンターティメント・シティと呼ばれるこの地区に開業予定のカジノの第一号で、今年中に二番目のカジノ、ザ・ベルグランデがオープンする予定です。

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ザ・ベルグランデはフィリピンの不動産王、施至成(Henry Sy)率いるSMインベストメンツとマカオのメルコクラウン(NASDAQティッカー:MPEL)のジョイントベンチャーです。

さらにマレーシアのリゾート企業、ゲンティンのリゾーツ・ワールド、ならびに日本のユニバーサル・エンターティメントが計画中のマニラ・ベイ・リゾーツが競争に加わる予定です。

以前書いたようにフィリピンは「アジアの奇跡」から取り残され、長い間、低迷していました。マニラは経済の疲弊を反映して、ゴミの散乱する、くたびれた都市に成り下がってしまいました。


しかしコールセンター・ビジネスの隆盛などを受けて、最近、フィリピン経済は盛り返してきています

フィリピンの株式市場も去年は絶好調でした。

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もともとエンターテイメントはお得意のお国柄、フィリピンがどれだけ持ち前のホスピタリティを発揮できるかが注目されます。

ただ既にマカオやシンガポールが大規模なカジノ・リゾート開発で先行しており、フィリピンはそれらの国々と競争しなければいけません。また香港からの観光客が乗ったバスがハイジャックされ、八人の観光客が殺された事件も記憶に新しいです。このように治安の問題は引き続き同国のイメージを悪くしています。

また現在計画されている四つのカジノ・リゾートは、いずれもマカオやシンガポールのライバルに比べるとスケールが小さいうえ、ラスベガス・サンズのような名前の通ったオペレーターによる、アッと驚くような奇抜な仕掛けがありません。

言い換えればアトラクションの魅力が、クリティカルマスに達していない観があるのです。

まあ、そこはお色気と愛嬌でカバーかな。