ブログでメシが喰えるか?
これはノマド・ライフにあこがれる人々の間で、繰り返し蒸し返される議論です。
この命題に関してボクが感じていることは(まあ、アカンやろな)ということです。
書き進む前に、(何でお前ごときに、そんな偉そうに言う資格があるの?)と感じる読者が多いと思うので、データを示しておきます。
下はブログの人気ランキングサイト「TopHatenar」の「購読者数ランキング」データです。

これでみるとMarket Hackは、全体順位は31位、パーセンテージで言うと上位0.0053%です。もちろん、ブログの「格」についてはこの他にもページビュー(PV)や、様々な切り口があります。
SEOツールなどでは計測しにくいユーザー・プロフィールに関しては、去年の11月に実施したアンケート調査の結果をご参照下さい。
それを見ればわかるけど、Market Hackは既に高学歴、高所得、投資歴が長く、投資資金も多い、理想的なコア読者層を確保しているのです。ピンポイントで魅力ある読者層に訴求したいと考える広告主たちにとって、理想的なメディアに、既になっているわけです。
これはノマド・ライフにあこがれる人々の間で、繰り返し蒸し返される議論です。
この命題に関してボクが感じていることは(まあ、アカンやろな)ということです。
書き進む前に、(何でお前ごときに、そんな偉そうに言う資格があるの?)と感じる読者が多いと思うので、データを示しておきます。
下はブログの人気ランキングサイト「TopHatenar」の「購読者数ランキング」データです。

これでみるとMarket Hackは、全体順位は31位、パーセンテージで言うと上位0.0053%です。もちろん、ブログの「格」についてはこの他にもページビュー(PV)や、様々な切り口があります。
SEOツールなどでは計測しにくいユーザー・プロフィールに関しては、去年の11月に実施したアンケート調査の結果をご参照下さい。
それを見ればわかるけど、Market Hackは既に高学歴、高所得、投資歴が長く、投資資金も多い、理想的なコア読者層を確保しているのです。ピンポイントで魅力ある読者層に訴求したいと考える広告主たちにとって、理想的なメディアに、既になっているわけです。
なお、これは自慢でも何でもなくて、Market Hackの編集・システム管理面でのサポートをしてくれているNHN Japanの永田正行さんやBLOGOSの大谷広太編集長や「メディア野郎」田端信太郎さんなどからの絶え間ない指導ならびにINPUTの結果として達成できた事であり、Institutional knowledge、つまり機関化されたノウハウをどんどん注ぎ込んだ結果だということです。もっと単純な表現に直せば「プロがやっている」ブログメディアだということ。
それでも……
これで利益を出すのは、並大抵の努力ではないと痛感するわけです。
(この位置に居て、こんなに辛いの?)
そういう実感を禁じえないわけです。
しかもビジネスとしてブログを運営する際の操業環境は、刻々と変化します。例えばグーグルが「押し間違い」の広告クリックを排除に動いた時は、クリックスルー率が急低下しました。
またFX業界が、エスカレートする広告競争を抑えるために、業界ぐるみで自粛したときも、売上高は打撃を受けました。
このような技術的、景気循環的な要因以外にも、ブログにはもっと恒常的な下方プレッシャーが働いています。
例えばFacebookの登場は、広告主のアド・ダラーがこれまでのグーグルのアドセンス一本槍から、Facebookにも流れてしまうことを意味します。
「だったら、Facebookやればいいじゃん」ということになるわけだけど、グーグルのアドセンスの場合はトラフィックを引っ張ってきたサイト(=つまりブロガー)に対して対価を支払うシステムがグーグルのビジネス・モデルの中にビルトインされていますが、Facebookの場合は一般のユーザーはあくまでも収奪の対象であり、収益のシェアという発想は、ありません。(これはFacebookの損益計算書にTAC=Traffic Acquisition Costという項目が無いことからも明白です)
つまりFacebookが登場することでウェブメディアの担当者としてはFacebookへの露出も考えなければいけないという意味で仕事は増えるけど、収益機会は逆に狭まるということなのです。
これは、日照りでだんだん干上がっている水たまりの中で、一生懸命サバイバルしようとするミジンコみたいな構図です。
また読者がどのようなデバイスから記事にアクセスするか? という問題もボク的には、どこから解決策を見つければ良いのかわからないほど絶望的に難易度の高い課題です。(通常、スマホからのトラフィックは、マネタイズしにくいです)
などの巨視的に見たネガティブ要因を考えた時、「ブログで飯を喰おう!」ということを奨励する気には、とてもなれないわけです。
若し読者の皆さんが自分の値打ちをUPする方法を求めているなら、もっと手っ取り早く、ノマドより遥かに確実性の高い方法が、いつくもあると思います。たとえば英会話をやってTOEFLの点を上げるなんてのは、ブロガーやるよりずっとカンタンで確実な方法だと思います。
【Market HackのFacebookページなど】
Market HackのFacebookページに「いいね」すると、記事の更新をサブスクライブ(購読)することができます。
これとは別に広瀬隆雄のFacebookのニュースフィードを購読することも出来ます。
それでも……
これで利益を出すのは、並大抵の努力ではないと痛感するわけです。
(この位置に居て、こんなに辛いの?)
そういう実感を禁じえないわけです。
しかもビジネスとしてブログを運営する際の操業環境は、刻々と変化します。例えばグーグルが「押し間違い」の広告クリックを排除に動いた時は、クリックスルー率が急低下しました。
またFX業界が、エスカレートする広告競争を抑えるために、業界ぐるみで自粛したときも、売上高は打撃を受けました。
このような技術的、景気循環的な要因以外にも、ブログにはもっと恒常的な下方プレッシャーが働いています。
例えばFacebookの登場は、広告主のアド・ダラーがこれまでのグーグルのアドセンス一本槍から、Facebookにも流れてしまうことを意味します。
「だったら、Facebookやればいいじゃん」ということになるわけだけど、グーグルのアドセンスの場合はトラフィックを引っ張ってきたサイト(=つまりブロガー)に対して対価を支払うシステムがグーグルのビジネス・モデルの中にビルトインされていますが、Facebookの場合は一般のユーザーはあくまでも収奪の対象であり、収益のシェアという発想は、ありません。(これはFacebookの損益計算書にTAC=Traffic Acquisition Costという項目が無いことからも明白です)
つまりFacebookが登場することでウェブメディアの担当者としてはFacebookへの露出も考えなければいけないという意味で仕事は増えるけど、収益機会は逆に狭まるということなのです。
これは、日照りでだんだん干上がっている水たまりの中で、一生懸命サバイバルしようとするミジンコみたいな構図です。
また読者がどのようなデバイスから記事にアクセスするか? という問題もボク的には、どこから解決策を見つければ良いのかわからないほど絶望的に難易度の高い課題です。(通常、スマホからのトラフィックは、マネタイズしにくいです)
拡散する読者のアテンション
漸減する「ブログが捕捉できるアド・ダラー」のパイ
などの巨視的に見たネガティブ要因を考えた時、「ブログで飯を喰おう!」ということを奨励する気には、とてもなれないわけです。
若し読者の皆さんが自分の値打ちをUPする方法を求めているなら、もっと手っ取り早く、ノマドより遥かに確実性の高い方法が、いつくもあると思います。たとえば英会話をやってTOEFLの点を上げるなんてのは、ブロガーやるよりずっとカンタンで確実な方法だと思います。
【Market HackのFacebookページなど】
Market HackのFacebookページに「いいね」すると、記事の更新をサブスクライブ(購読)することができます。
これとは別に広瀬隆雄のFacebookのニュースフィードを購読することも出来ます。