キプロスのニコシアからCNBCのミッシェル・カルーソ・カブレラは次のように語っています。

先週、欧州連合が預金税を発表したとき、本来、預金保険で守られている筈の10万ユーロ以下の小口預金までも預金税の対象となったことで、預金者と金融機関との間に存在する「神聖な信頼関係」が毀損したと多くの人々は感じた。預金税という案が支持を得られず頓挫したのはそのため。昨夜発表された欧州連合とキプロス政府との間の新しい合意では10万ユーロ以下の小口預金は守られる代わりに、そのツケが10万ユーロ以上の大口預金者ならびに銀行の発行する株や債券を保有していた投資家、ならびに銀行の従業員に回されることになった。先ず10万ユーロ以上の大口預金は30%から70%程度が消えてなくなることになる。銀行の株券の価値はゼロになる。劣後(ジュニア)債もゼロに。シニア債もほとんどゼロになる。今回の出来事が欧州の他の国の銀行の投資家に対して発する警鐘とは、若し体力の弱い銀行にあなたが投資しているのなら、気をつけた方がいいということだ。これまでの銀行救済では投資家保護のメカニズムがひとつひとつ、計画的に除去され、投資家は無防備にされた。これは意図的に行われていることだ。欧州連合は2018年までには納税者のお金で欧州の銀行を救済することは一切行わないと明言している。つまり投資家が損害の全てをかぶるという方針が明確化されたのだ。だから今後、経営内容の悪い銀行の資金調達コストは上昇するだろう。キプロスの銀行セクターは縮小均衡する。銀行に努める従業員の多くは職を失うだろう。彼らの年金も消失するリスクがある。


一方、CNBCロンドンのアンカー、ケリー・エヴァンスはブリュッセルで行われていたユーログループの昨夜の会合を取材するためブリュッセル入りしていました。彼女によると:

会合は早朝の4時か5時くらいまで延々と続いた。欧州連合のオリ・レーンと国際通貨基金のクリスティーヌ・ラガルドとの関係はギクシャクしたものになった。キプロスの銀行がいつ営業再開出来るのかについては、まだ見通しが立たない。