ヤフー(ティッカー・シンボル:YHOO)がサムリー(Summly)を3,000万ドルで買収すると発表しました。

サムリーは人工知能(AI)を利用して、新聞記事を要約するモバイル・アプリの会社です。

同社はニック・ダロイシオ(Nick D’Aloisio)という高校生が弱冠15歳の時に創業した会社です。現在彼は17歳になったばかりです。

サムリーの仕事が忙し過ぎて、いまは高校を「休学中」だそうです。

サムリーはウォールストリート・ジャーナルのような新聞記事をスマホで読む際、小さいスクリーンで全部の活字を追うのは大変すぎるので、タイル状の表示で、その記事の要旨を簡潔に数行で表示してくれるアプリです。

これは単なる記事の見出しの転載ではありません。ちゃんと全文を読み、それをAIに分析させ、最も重要なメッセージを大意要約するわけです。

このアプリの出来の良さを見て、香港のリー・カイ・シンの投資グループが「是非、出資したい!」とニックにコンタクトし、ニックはこの出資を受け容れました。この他、アシュトン・カッチャーもサムリーを後押ししているそうです。

ヤフーのマリッサ・メイヤーCEOはこのところ「お天気やニュースの閲覧など、人々の日常の習慣にまつわる情報をスマホに最適化したカタチで届ける」ということを企業戦略の中核に据えており、サムリーはその観点から、まさにピッタリくるサービスです。

或る意味、マリッサがグーグルやフェイスブックを出しぬいて、この「神童」の会社を買収したのは、快挙かも知れません。

さて、ニック君ですが、頭が良いだけでなく、テレビのインタビューでも大人とまったく対等に、事業戦略を語れるなど、久々の大物の登場を感じさせます。



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