テクノロジー関連の市場調査会社、IDCの調べで今年第1四半期のグローバルのPC(ラップトップとデスクトップの総和)出荷が-14%を記録したそうです。これは同社が調査を開始した1994年以来、最悪の数字でした。さらに過去3四半期連続してマイナス成長がつづいたことになります。

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ウォールストリート・ジャーナルは二つの要因を指摘しています。ひとつはタブレットやスマホなど、ラップトップに代わる新しいデバイスからの競争、もうひとつはマイクロソフトの『ウインドウズ8』への移行です。

プロダクティビティ・ツールとしてパソコンを使用するのではなく、主に娯楽やコミュニケーションのツールとして使用しているユーザーにとって、キーボードの存在は絶対に必要なものではありません。これが新しい市場、ないしは需要を開拓した半面、それらのユーザーがタブレットなどに流れたことで伝統的なパソコンの市場のパイ自体が縮小しました。

さらにプロダクティビティ・ツールとしてのパソコンの重要な買い手である企業は、通常、新しいOSへの移行期には、それがちゃんと市場から受け容れられるか、またどのような問題点を抱えているかを見極めるまで、飛びつかない傾向があります。つまり様子見、ないしは買い控えです。

『ウインドウズ8』に関しては、賛否両論あるけれど、Vistaの時のような、大きな破綻は無いと言って良いでしょう。従って、第1四半期の-14%という衝撃的な悪い数字は、ここが変化率では大底になる可能性も、無いとは言えません。

でも業界関係者のパニックは、結構、大きいです。