ベタープレイスが廃業すると発表しました。同社のビジネスモデルに商業的成功の見込みが無いことがその理由です。

ベタープレイスとは、言わばEVのガソリンスタンドのようなコンセプトで、EVを乗り付ければ、すぐにフルに充電された電池パックと交換してもらえるというサービスです。

サービスを受けようとするユーザーは、走行距離に応じて、あたかもケータイ電話料金のように使用料を支払います。

同社はルノーのカルロス・ゴーンCEOの支持を受け、ルノー・ラグナをベースにした試作車でデモ運転を始めました。

しかしイスラエルとデンマークで展開されたEVステーションは数が少なくて不便なうえ、消費者のニーズに合致しない車種でサービスが開始されました。

さらに他のEVメーカーの電池とは互換性が無い事など、そのビジネスプランは詰めが甘かったです。

同社を創業した、元SAPの幹部のシャイ・アガシ氏は、去年、ベタープレイスの事業に見込みが無いことがわかるとサッサと同社を去りました。後任のエヴァン・ソーンレー氏もCEO就任後僅か二ヶ月で同社を見限っています。

シャイ・アガシ氏は2009年の『TIME』誌のピープル・オブ・ザ・イヤーの一人に選ばれるなど、マスコミからは持ち上げられましたが、エクセキューション力(ビジネスプランを実行に移すチカラ)という点では全くの期待外れに終わりました。