ウォールストリート・ジャーナルによるとトルコのデモが１０万人規模へ膨れ上がっているそうです。

デモ発生のきっかけは、イスタンブール中心地のタクシム広場再開発に、一部市民が反対したことによります。建設が予定されている複合施設が、イスラム色の強いデザインになっているというのがその理由です。

（出典：アルジャジーラ）

エルドアン首相はイスラム系与党、AKPを代表し、三期連続して選挙で勝っています。１０年に渡る長期政権は、世界の投資家からすれば安定した印象を与えます。

トルコはこのところ高い経済成長を遂げてきました。それもあってトルコリラ建て債には根強い人気があります。

しかしエルドアン政権は次第にイスラム色の強い政策を打ち出し、これが世俗派からの反発を招いています。今回のデモも、そういう世俗派の、長年にわたる閉塞感を背景にしていると考えられます。

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