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IFF(インターナショナル・フレーバーズ&フラグランセズ)はニューヨークに本社を置く香料のメーカーです。ティッカー・シンボルはIFFです。

同社の作る添加物は、下のパイチャートにあるように、幅広い商品群に使用されています。

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フレーバーズ(食品・飲料市場向け)は全社売上高の49%、フラグランセズ(香水・化粧品・洗剤市場向け)は全社売上高の51%です。それらの製品の大半はディフェンシブ、つまり景気後退局面に強い市場向けです。矢印のある部分(香水、ビューティーケア)だけが景気に左右されやすい部分です。

同社の売上高のうち76%が海外市場から上がっています。また先進国と新興国という切り口でみると新興国は約49%です。

同社の添加物はこのようにあらゆるコンシュマー・グッズや食品に使われている関係で、同社の成長の最大の決定要因はボリューム成長です。今後、新興国のミドルクラスが豊かになり、パッケージ化された食品や日用品をどんどん消費することは、従って同社にとって大きなプラスです。

同社の業績は下のグラフのように推移しています。

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【略号の見方】
DPS一株当り配当
EPS一株当り利益
CFPS一株当りキャッシュフロー
SPS一株当り売上高


同社の営業マージンは20%、純利益マージンは12%程度です。バランスシート上の負債は約10億ドルで、インタレスト・カバレッジは10倍です。

同社は地味な社風でチャラチャラしていません。

また決算は長期で均してみると極めて安定的ですが、四半期の数字を「ねつ造する」ことには余り関心が無い、正直な会社です。その分、ディサポイントメントを出すことも稀にありますが、そういう局面で株価が突っ込んだときに拾っておくと良いです。