アップルの広告が変わってきています。「Designed by Apple in California」と題されたキャンペーンの一環として、今日、ニューヨーク・タイムズの見開き全面広告で、下のような広告が出ていました。

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これまでのアップルの、白い背景に、商品そのものの美しいフォルムを強調した広告ではなく、人物写真とキャッチコピーでアップルというブランドの「Cool」なイメージを訴求する、どちらかといえば感覚的な広告になってきています。

ネットでのこのキャンペーンに対する反応は「好き!」とか「すばらしい」というものが多いです。

でも僕は少し複雑な思いを持ちました。

(なんだ、これじゃ他の会社がやっていることと大差ないな)

と思ったのです。

昔のアップル、いやスティーブ・ジョブズの居た頃のアップルなら、ただ単に商品をスッと消費者の前に無言で差し出し、「どや、すごいやろ?」と突き放していたでしょう。それは傲慢で、自信に満ちた態度です。

そこにはウダウダと「うちはこういうコトをやっている会社で……」という能書き垂れたり、弁解する余地は、無いのです。

今回のキャンペーンは、広告としてはキレイだし感覚的には共感を呼ぶけれど、そこにアップルらしさはありません。

早い話、この程度の広告ならSONYやPanasonicでも考えつくわけで……

最近、アップル社内の士気が下がっていることはわかるけど、この自社のエンジニアや社員たちにおもねったようなコピーは、いかがなもんかナー。

寂し過ぎる~。