アップルの次の決算発表(FY2013Q3 2013年6月期)は7月23日引け後です。
現在のコンセンサスは:

EPS:$7.33
売上高:351.7億ドル


です。

今期は、先に発表された3月期と並んで、アップルの収益モメンタムが最も落ち込む四半期になるだろうと予想されています。

下のグラフは「今期のEPS」から「去年の同じ期のEPS」を単純に引き算した数字です。

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すると今が収益モメンタムのバレー(谷底)だということがわかります。

赤の四角い破線で囲った部分が2013会計年度(アップルは9月にFYが終わります)です。

2013会計年度は、1年間で前年比マイナスを記録するのみならず、個々の四半期でそれぞれEPSが前年より悪化すると予想されているわけです。

この原因は:

1.ハイエンドのスマートフォンのサチュレーション(飽和)
2.アップルにおけるイノベーションの欠如
3.競争の激化


などによります。

アップルはロー・コストのiPhoneを発表することで、今迄より広いセグメントで戦ってゆく戦略を打ち出すと見られています。

イノベーションの欠如に関しては腕時計型デバイス(iWatch)の発表が噂されています。

競争に関してはSamsungの「ギャラクシーS4」が目下のライバルですが、先週末にSamsungがプロフィット・ウォーニングを出し、サイクルが短くなっていることが痛感されました。

最近の市場の変調は、キャリア(電話会社)がスマホの本体コストを月々の料金プランの中でカバーすることで購入時の見かけ上のコストを安く抑えるという、昔ながらの商法が、そろそろ消費者の許容できる月々の出費の限界に達してしまったことを示唆しているのかも知れません。