月曜日に上院のリーダーが債務上限引き上げ問題に関して「ほぼ合意に至った」という報道があり、「これで助かったー」というムードになりました。

しかし火曜日になると、下院が「上院は手榴弾を投げ込んできやがった。それならオレ達も独自案を出す!」と言い、早速、下院案の策定にかかりました。

ところが下院が話し合いを始めたら、諦めた筈のオバマケアをやっぱり改変しようとか、そういう堂々巡りの議論が再燃し、結局、2種類の下院案が急ごしらえで準備され、それぞれ挫折しました。収穫ナシです。

つまり過去24時間で起こった事とは、貴重な時間を無駄にしてしまっただけで、月曜日と状況は何も変わっていないのです。

格付け機関、フィッチは米国の長期ソブリン格付けを「ネガティブ・ウォッチ」としました。

タイムスケジュールを復習しておくと、明日、10月17日が、財務省の考えるXデーであり、政府のキャッシュが払底します。ただ、税収がどのくらい入って来るかなどによりデフォルトのタイミングは後ろにずれる可能性もあります。

10月22日が超党派政策センターの試算する、最悪シナリオでのデフォルト日です。

10月23日には120億ドル相当のソーシャル・セキュリティー(社会保障)の支払い日であり、場合によってはこの支払をスキップすることになりそうです。財務省のコンピュータはいろいろな支払項目を優先順位付け(プライオリタイズ)することは出来ないそうです。

10月31日は超党派政策センターによるとどんなに楽観的に見ても、確実にデフォルトする日だそうです。なぜなら500億ドルを超えるメディケアや退役軍人恩給などの支払い日だからです。

ここまでくると、焼け野原を見たい願望がくすぐられますネー。