とまあ劇画風に吠えてみる……(笑)

僕の新刊、『Market Hack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法』は、僕が初めて出す「紙の本」です。11月29日頃、本屋さんに並ぶと思います。

それから、この本は僕が初めて出す、投資に関する本です。

投資の専門家が投資に関する本を書けるのは、当り前。僕にしてみれば、そんなものチャレンジでも何でもないし、新しい地平を切り拓くことにもならないし(後回しでいいよ)という気しか無かったのです。

それと、今までわけわかんないトレンディー・ドラマ風の小説とか、投資以外の作品ばかり手掛けて来たもうひとつの理由は(自分が投資の本を出すなら、グラフやチャート類が、キレイに印刷されている本がいいな)と思ったからです。

「図表は、ゼッタイ綺麗にしますから、心配しないでくださいッ!」

そう東洋経済新報社の編集者の清末さん(お世話になりました…ぺこり)に太鼓判を押されて、(そんじゃ、イッパツかましたろか)という気に、ようやくなったわけです。

あと僕のココロの中には(ダサイところとは、付き合いたくないな)というキモチがあって、今までいろんなところからの出版のお誘いを、断ってきた(皆さん、ごめんなさぁーい!)

で、東洋経済新報社というのは僕にとっては高橋亀吉のイメージなわけです。あと『会社四季報』の会社だということもある。(株屋は、これに弱いんですわ)

でも一番心が動いたのは、東洋経済新報社がマーク・ファーバーのデビュー作『相場の波で儲ける法』という本を出版した会社だからです。この本は古典中の古典で、アメリカのファンドマネージャーのオフィスにお邪魔すると、書棚の隅っこに、こっそりと収まっていることが多かったです。日本語版の訳は当時和光証券に居た足立真一さんと、山岡洋一さん(この人はレイシ―・ハントの『アメリカ金融・経済指標の読み方』という、知る人ぞ知る名著の訳者でもあります)という、オールスター・チームがプロデュースした本の出版社だという事実です。

(ここで出さないなら、何時出すのよ? 今でしょ?)

そういう気持ちから、このオファー、受けて立つ気になりました。

『Market Hack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法』は、別に外国株の投資だけじゃなくて、日本株をやっている人達にも役に立つアイデアが沢山詰まっていると思います。

例えば、2020年夏季オリンピックの経済波及効果の考え方の話などにも言及しています。あるいは、NISA(ニーサ)をきっかけに、これから投資を始めて見ようと言う人へのアドバイスも含まれています。

それから本書では「草食投資家」を、思いっきりdisっています。そう書くと「草食投資家」の方々から反感を買うでしょうけど、腹を立てる前に、まず読んで欲しいと思います。

それより、なにより、この本に書かれている事は、アメリカの投資家が、先輩から頭に叩き込まれる、基本中の基本ばかりだということです。

まあ僕の書く文章だからして、語り口は例によってビョーキでおふざけなトーンですけど、本書に述べられた考え方や概念は、きわめてオーソドックスな王道路線です。