アップル(ティッカーシンボル:AAPL)の会計年度は9月〆です。従って1月23日に予定(=日取りは未だ未確認)されている次の決算発表は2014年第1四半期決算ということになります。キャピタルIQによると、現在のコンセンサス予想は売上高573.1億ドル、EPSは$14.05となっています。

第1四半期はクリスマス商戦期間を含むので、アップルにとって最も重要な四半期です。因みに2014年第1四半期は通年の売上高の31%を占めると見られています。

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2013年のアップルの業績はEPSが前年比で-10%を喫し、アップルらしくない決算に終わりました。グロスマージンに対する圧迫とiPhoneの売上の伸び悩みがその原因でした。なお去年の同社の総売上高に占めるiPhoneの比率は53%でした。

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しかしiPhone5Sが発表されたことで今期の決算は買い替え需要から来る大幅な売り上げの伸長が期待されています。

iPhone5Sは新発売された時点で部品不足の問題があった関係で売上のピークが後ろにズレています。それが今回の決算を支援すると見込まれます。

最近、アップルはチャイナ・モバイルとiPhoneの契約を結びました。チャイナ・モバイルは7.6億人の加入者を誇る世界最大の携帯電話会社であり、2014年のチャイナ・モバイルに対するiPhoneの出荷台数は少なくとも2000万台が見込まれています。別の言い方をすれえばアップルの2014年のEPSの11%が、この契約からもたらされるわけです。

逆の見方をすれば、チャイナ・モバイルを除いたアップルの2014年のEPSは$39.15前後であり、2013年のEPSの実績$39.75とほぼ同じだということです。

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これは米国などの先進国におけるアップルの製品は、ほぼサチュレーション(飽和)状態になっていることを示唆しています。

(文責:広瀬隆雄、Editor in Chief、Market Hack

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