今日から南シナ海(South China Sea)で統合国際深海掘削計画(IODP)による調査旅行第349回が開始されます。そこで使用される機材は海洋掘削調査船、ジョイデス・レゾリューション(JOIDES Resolution)号です。

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(出典:ウィキペディア)

今回の調査旅行は10カ国の専門家31人から構成されるチームで、そのうち13人の研究員は中国から、9人が米国から派遣されています。調査予算の7割は中国政府が拠出しています。

ここは天然ガスを埋蔵していると考えられている地域であり、実際、近隣のブルネイやベトナムは天然ガスを産出することで知られています。従って今回の調査旅行で天然ガスや石油が確認される可能性も高いのですが、その場合、その発見が領土問題のテンションを上げる可能性もあります。

南シナ海はフィリピン、ブルネイ、マレーシア、ベトナム、中国などの国々に囲まれた海域を指します。

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(出典:ウィキペディア)

中国政府はこの南シナ海の大部分を中国の領土だと主張しています(上の地図中、China claim lineという赤の破線)


今回の調査旅行は、南シナ海のほぼ真ん中あたり、各国の国土から最も遠い地点かつ水深が一番深い辺りを中心として行われます。

中国の石油探索採掘会社、CNOOCによると、この海域は170億トンの石油、ならびに498兆立方フィートの天然ガスを埋蔵していると推定されています。

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(文責:広瀬隆雄、Editor in Chief、Market Hack

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