
米国第9位の新聞、シカゴ・サン・タイムズがビットコインによる課金ウォールをテストします。
米国のメジャーな新聞で、ビットコインによる課金ウォールを試すのはこれが初めてです。
今回の試みではシカゴ・サン・タイムズのサイトに訪れた読者が記事を読もうとすると「非営利団体タップルーフ基金に、寄付しませんか?」というポップアップ・スクリーンを出すのだそうです。(これを書いている時点では、未だ実装されてないのか、ポップアップスクリーンは出ませんでした)
そしてビットコインによる支払いオプションを選択することが出来ることを告知し、どの程度の読者がそれに応えるか、反応を見たいとしています。
この課金ウォールはサンフランシスコに本社を置くマイクロペイメントのベンチャー企業、ビットウォールが提供しています。
ビットウォールは例えば:
24時間=3¢という時間限定
1記事=1¢という記事限定
このサイトに関し、ツイートしたら3時間無料という、勤労奉仕
の3種類の支払いメニューを、既存のウェブメディアに埋め込み、メディア企業のマイクロペイメントによる課金化を支援する会社です。
今回のテストは10円~30円程度の通常のクレジットカードでは少額過ぎてトランザクション・コストで足が出てしまうようなマイクロペイメントにおいて「摩擦なし(frictionless)」の円滑な支払いを実現することで、どれだけウェブメディアの課金ウォール移行が促進されるかの重要な試金石としてメディア関係者から注目されています。