ニューヨーク・タイムズフィリピン大統領ベニグノS.アキノ三世に独占インタビューし、国際面トップに記事を掲載しました。

それによるとニューヨーク・タイムズの記者に対し、アキノ大統領は次のように語ったそうです:

一体、どの段階まで来たら「もう沢山だ!」と言わなければいけないと思う? 世界は、そろそろ中国に対してそう言うべき時が来たと思う。ヒトラーのご機嫌を取るためにチェコがズデーデン地方のドイツ併合を許したにもかかわらず、ヒトラーは第二次大戦を起こしたことを忘れてはいけない。


アキノ大統領は当時ドイツからの圧力を受けたチェコを、世界が見殺しにしたことについて言及し、現在、フィリピンが置かれている状況との類似性を指摘しました。

フィリピンは南シナ海の領土権、とりわけスカボロー礁の領有権を巡って中国と争っています。

しかし尖閣諸島と違い、こちらはメディアに取り上げられる機会も少ないです。

NYタイムズに言わせれば「2012年にフィリピン軍と中国軍の睨み合いがあった時、アメリカの仲介で両国軍が兵を引くことが提案され、フィリピン軍はこれに従って兵を引いたが、中国軍はそのまま居座り、実質的な支配は中国に移ってしまった」のだそうです。

この海域では先週から統合国際深海掘削計画(IODP)による深海掘削調査が始まっており、以前書いたように石油・天然ガスが発見されると緊張が一気に高まる可能性もあります。