ベンチャー・キャピタリスト、フレッド・ウィルソンはツイッターやタンブラーなどに投資し、それらのベンチャー企業が育つ過程で貴重なアドバイスをした男です。いまアメリカのVCシーンで一番脂の乗った男だと言っても過言では無いでしょう。

そのフレッド・ウィルソンがMt. Goxの崩壊について次のように語りました:

Mt. Goxが危機に陥っているという噂が駆け巡っている。(中略)若しこの噂が本当なら、これはビットコインにとって悲しい日だ。Mt Goxは私が最初にビットコインを買った場所であり、それは読者の多くも同じだろう。

グローバル分散型金融ネットワークの素晴らしい点は、ひとつのノード(node=節)が潰れても、それが全体がダウンすることを意味しない点にある。これはインターネットのアーキテクチャと全く同じだ。つまりそこには中心点がないのだから、シングル・ポイント・オブ・フェイリア(single point of failure=そこが駄目になると全部が止まる「弱点」のこと)が存在しない。(中略)

我々の眼前に今展開していることはビットコイン業界が大人になる(maturation)過程での苦しみであって、残念ながらその過程でダメな会社は淘汰されてゆくのは当然だ。私はベンチャー・キャピタリストとしての経験が長いが、この手のふるい落としは新しいモノが出て来た時には必ず起こってきた。今回は皆のお金が関わる事件だったので、どうしても感情的になってしまいやすい。しかしロジックそのものは過去の他のケースとなんら変わらないのである。

最後に公正な情報開示のために一言断っておくと、今日、私はビットコインを買いに入った。ほんの小額だけど。舗道に血痕がついているときに買い出動するのは気持ちのいいものだ。これはわたし好みの買いタイミングというわけだ。