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ウォールストリート・ジャーナルによるとファーストリテイリングが米国のJクル―・グループを50億ドル前後で買収する交渉に入っているようです。

Jクル―は現在、プライベート・エクイティ・ファンドのTPGならびにレオナルド・グリーン&パートナーズに保有されており、今年のある時点で新規株式公開(IPO)を考えていたそうです。そこでゴールドマン・サックスをアドバイザーに立て、公開準備に入っていました。

Jクル―は伝説的経営者ミッキー・ドレックスラーによって経営されている専門店で、現在、米国、カナダ、英国などで400店舗を展開しています。創業は1947年(当時はポピュラー・マーチャンダイズという社名)ですが広くアメリカ人に認知されはじめたのは1980年代に通信販売カタログのビジネスに参入し「Jクル―」というブランドを使い始めてからです。

ドレックスラーは1990年代にドナルド・フィッシャーの下でGAPを巨大ブランドに育て上げた功労者です。

PS. 新聞報道から推察される、およそのバリュエーションはPSRで2.08倍です。これはJクル―単独の会社の今後の成長余地を考えた場合、ちょっと高い買い物だという気がします。ただJクル―とユニクロは商品シナジーが大きいので、成長が加速することも十分考えられます。あと柳井氏はJクル―の経営者、ミッキー・ドレックスラーを尊敬していると思うので、師匠に対する礼儀として、それなりの値段を提示したのでは?