今日、欧州中央銀行(ECB)は政策金利を0.25%のまま据え置きました。一部の投資家は緩和を予想していたのでユーロは買われています。
2月のユーロ圏の消費者物価指数が+0.8%とECBの目標である2%よりかなり下なので、緩和期待があったのですが、それは不発に終わりました。
それからECBがGDPとインフレ率に関する予想を出しました。
2015年のGDPは+1.5%(不変)、2016年は+1.8%としました。
一方、インフレ率は2014年が1.1%から1.0%に引き下げられ、2015年は1.3%(不変)でした。
イングランド銀行(BOE)に目を転じると政策金利(0.5%)、債券買い入れプログラム金額(3,750億ポンド)に変更なしでした。これは事前の予想通りで、サプライズではありません。
ECBが「緩和必要なし」と考えている根本的理由は、ドイツ経済がしっかりしているからです。

ドイツは経済の牽引車がこれまでの輸出から内需にバトンタッチしています。

その理由は賃金がこのところしっかり上昇しているからです。
2月のユーロ圏の消費者物価指数が+0.8%とECBの目標である2%よりかなり下なので、緩和期待があったのですが、それは不発に終わりました。
それからECBがGDPとインフレ率に関する予想を出しました。
2015年のGDPは+1.5%(不変)、2016年は+1.8%としました。
一方、インフレ率は2014年が1.1%から1.0%に引き下げられ、2015年は1.3%(不変)でした。
イングランド銀行(BOE)に目を転じると政策金利(0.5%)、債券買い入れプログラム金額(3,750億ポンド)に変更なしでした。これは事前の予想通りで、サプライズではありません。
ECBが「緩和必要なし」と考えている根本的理由は、ドイツ経済がしっかりしているからです。

ドイツは経済の牽引車がこれまでの輸出から内需にバトンタッチしています。

その理由は賃金がこのところしっかり上昇しているからです。

ブンデスバンクの立場からすると賃金がしっかりしているときにデフレになるリスクは低いと感じている筈です。
さらに南欧諸国の経済も、ようやく底入れの兆候をみせています。先ずギリシャです。

イタリアも最悪期を脱しつつあります。

スペインも同様です。

どの国も「V」のカタチで経済が底打っており、もう追加の緩和は必要ないのです。
イギリスのGDPはドイツと並んで好調です。

つまりドイツとイギリスの両方の経済が、今のヨーロッパ経済全体を引っ張っているのです。
(文責:広瀬隆雄、Editor in Chief、Market Hack)
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イタリアも最悪期を脱しつつあります。

スペインも同様です。

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イギリスのGDPはドイツと並んで好調です。

つまりドイツとイギリスの両方の経済が、今のヨーロッパ経済全体を引っ張っているのです。
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