キャメコ(ティッカーシンボル:CCJ)は世界最大のウランの生産者です。
同社はカナダのサスカチュワン州にウラン鉱山を所有しており、世界のウランの14%を生産しています。また確認埋蔵量は4.65億ポンドで、当分の間、掘り尽くす心配はありません。
ウランの長期契約価格は中国やインドなどの新興国経済が急発展した2003年から2008年にかけて、ポンド当り10.75ドルから一気に95ドルまで急騰しました。
しかしその後、BRICsの成長が一巡したことで59ドルまで下がり、そこで一旦、安定したかに見えました。
しかし2011年3月に東日本大震災が襲い、原発が休止すると再び価格が下がり始めました。
現在は長期契約価格が50ドル、スポット価格が35.4ドルで、どうやら下げ止まった様子を見せています。
同社はカナダのサスカチュワン州にウラン鉱山を所有しており、世界のウランの14%を生産しています。また確認埋蔵量は4.65億ポンドで、当分の間、掘り尽くす心配はありません。
ウランの長期契約価格は中国やインドなどの新興国経済が急発展した2003年から2008年にかけて、ポンド当り10.75ドルから一気に95ドルまで急騰しました。
しかしその後、BRICsの成長が一巡したことで59ドルまで下がり、そこで一旦、安定したかに見えました。
しかし2011年3月に東日本大震災が襲い、原発が休止すると再び価格が下がり始めました。
現在は長期契約価格が50ドル、スポット価格が35.4ドルで、どうやら下げ止まった様子を見せています。

福島第一原子力発電所の事故で原発の安全性に対する疑問が生じ、世界の原発の数が減るのではないか? と思われましたが、現在わかっている2023年までの稼働、新設、休止などの予定は下のグラフの通りです。

現在の稼働数は全世界で433基、2023年までに新設される原子炉は合計144基、休止される原子炉は51基、すると2023年時点での稼働数は526基になるわけです。これは93基の純増です。
2013年のウラン消費量は1.67億ポンド(キャメコ調べ)で、生産は1.56億ポンドです。93基の新しい原子炉が稼働したとすると、消費量は2.4億ポンドに増えると思われます。つまり生産もそれに合わせて増えなければいけないのです。
キャメコの業績はじり安を辿るウラン価格の影響で、2010年以降、ずっと横ばいです。ただ同社の営業キャッシュフロー・マージンは32%であり、現在の低迷したウラン価格でも十分なキャッシュを生んでいます。
バランスシート上には約14億ドルの負債が乗っていますが、インタレスト・カバレッジは5.8倍で、利払いに問題はありません。配当利回りは約1.5%で、減配の心配はありません。

現在の稼働数は全世界で433基、2023年までに新設される原子炉は合計144基、休止される原子炉は51基、すると2023年時点での稼働数は526基になるわけです。これは93基の純増です。
2013年のウラン消費量は1.67億ポンド(キャメコ調べ)で、生産は1.56億ポンドです。93基の新しい原子炉が稼働したとすると、消費量は2.4億ポンドに増えると思われます。つまり生産もそれに合わせて増えなければいけないのです。
キャメコの業績はじり安を辿るウラン価格の影響で、2010年以降、ずっと横ばいです。ただ同社の営業キャッシュフロー・マージンは32%であり、現在の低迷したウラン価格でも十分なキャッシュを生んでいます。
バランスシート上には約14億ドルの負債が乗っていますが、インタレスト・カバレッジは5.8倍で、利払いに問題はありません。配当利回りは約1.5%で、減配の心配はありません。