プリンストン大学のグレッグ・キャプラン助教授が、その日暮らし(hand-to-mouth)の生活をしているのは貧困層だけではなく、中流の中にもカツカツの生活をしている人たちが多く居るという事実を発見し、3月のブルッキングス研究所のカンファレンスでお披露目しました。

それによると米国のその日暮らし層のうちの半分以上が、実は裕福なその日暮らし(wealthy hand-to-month)なのだそうです。

この現象はアメリカだけでなく、多くの先進国で見られます。

1

これは「すげー発見!」です。


なぜならこれまで不況対策をやるにあたっては、日雇い労務者とかの、貯蓄が全然無い低所得者層をターゲットにして、例えば道路工事のようなカタチで行われるのが常識だったからです。

その背景にはミルトン・フリードマンが「裕福層にお金を渡しても、彼らは渡したお金をすぐに全部、消費には回さない。だから不況対策の効果が薄れてしまう」と論じたことが影響しています。

Well, well, well……

どうやら間違っていたようですな、フリードマンさん!

実は裕福層にもその日暮らしをしているヤツはゴロゴロ居るというわけで、これは僕自身の生活そのものなので(笑)すんげー説得力あるっつうか「よくぞ言って呉れましたッ!」という本音ポロリ状態になっておるわけです。

すると……だぞ、不況対策は、おれっちみたいな中流の「名も無い群衆」のポケットに札束をねじ込むようなやり方が、最も効果的だという結論になるわけです、ハイ。

社会科学の進歩って、すばらしい!