以前Market HackでLNG船のマーケットについて記事にしました。その中で代表的な銘柄としてギャスログ(ティッカーシンボル:GLOG)に言及しました。

今日はそのギャスログの近況について書きます。

まず先日、決算発表があり、利益は+160%でしたが、予想を下回りました。LNG船の傭船料全般は、高い水準から軟化しています。ギャスログにおけるチャーター・レートには未だ影響は出ていません。

しかし目先は以前の記事で説明した通り、世界のLNG輸出設備が稼働しはじめるまで、ごく短期的にはLNG船の供給が需要を一時超えると考えられます。

第1四半期のギャスログの売上高は5,710万ドル(+162%)でした。EPSは13¢(+160%)でしたが、コンセンサス予想の16¢を下回りました。

利益が予想を下回った理由は予定されていたメンテナンスにかかった費用が予想より多かったためです。

第1四半期中にギャスログはBGグループから3隻のLNG船を4.7億ドルで購入しました。

LNG船のスポット傭船料は第1四半期中に軟化し、それは第2四半期に入っても続いています。ギャスログのすべてのLNG船はすでにチャーターされているので、今年のスポット価格の変動には業績予想は左右されません。

ギャスログは最近約2億ドルの公募増資を完了しました。加えて先週、マスター・リミテッド・パートナーシップ(MLP)の企業形態を取るギャスログ・パートナーズ(ティッカーシンボル:GLOP)を新規株式公開(IPO)し、1.89億ドル調達しています。

目先は天然ガス液化ファシリティとLNG船のバランスが取れるまで、傭船料は下落基調となり、ギャスログ株は売り圧力を浴びると思われます。

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