今日、突然日本から来た若者と話す機会があって、楽しいひとときを過ごしたのですが、話が国際結婚に及んだので、僕の感想を述べました。

皆さんも知っての通り、僕は「お醤油顔」で、体躯はムキムキではないし、外見にはサッパリ自信はありません。

ところが思い返してみると、外国で暮らしはじめた1983年以降、不思議と女の子には不自由しませんでした。いや、それどころか、モテ期っていうんですかね? 気が付いたら女の子の方から寄ってくるぅ~ みたいな。(笑)

で、問題は、なぜメスという生き物は、まるで「ホルモン分泌ボタン」を押されたかのように、特定の男に惹かれるのか? ということです。

僕の仮説は、こうです。

男が何かに挑戦しているとき、真剣に打ち込んでいるとき、燃えているとき、「催淫オーラ」が出やすいのではないかと?

言うまでもなく、マッサンの場合、「日本で最初にスコッチウイスキーを造るぞ!」という意気込み、これが「男が輝く」原因となっています。もっと言えば「夢の共有」です。

その場合、女性からすれば(この人と一緒なら、どんな処へも行けてしまうかもしれない……)という気持ちになるわけです。つまりある種の「不死身」感を抱き、普通なら飛べないような障害も、飛び越えてしまうことが出来るわけです。

その逆が「カイショなし男」です。

無目的、無気力、無目標の男は、霞んでしまって、メスの目に止まることはありません。

ここで大事な点は、カイショがあるか、無いかは、お金をたんまり持っている、持っていないというのとは無関係だということです。

20代の若者で自由になるお金をたんまり持っているヤツなんて、どうせ親の七光りでそうなのであって、それは本人の実力とはカンケーありません。

でも(この男の人って、快活で、自信に満ちていて、ひとつの目標に向かって打ち込んでいるわ!)と感じた瞬間、女はパチンコで言うところのチューリップが開いた状態になるわけです。

そういう状態になっていれば、相手が外人だろうと、あんまり関係ないのです。

ところが男がへんな劣等感というかコンプレックスを持っていると、この「男の輝き」が殺がれやすいです。もちろん英語コンプレックスも禁止です。

つまり外人のガールフレンドが出来るまでのキッカケというか、縁というのは、あっけらかんとしてカンタンなのです。男が輝いてさえいればOK

問題は……それをどう持続するかです。


ひとたびガールフレンドが出来たら、その瞬間から、押しが強いだけではペケです。次のステージで必要となることは、ありのままの彼女を受け容れるということです。

マッサンで言えば「エリーは日本人なんかにならなくても、ずっとエリーのままでいい!」という場面があるけれど、あれです。

日本のしきたり、習慣、常識、価値観……そういうものにこだわって、(彼女に変わって欲しい)とか働きかけても、たぶん変わりません。(おれが調教してやる!)式の男の側の意識の高ぶりも、逆効果です。

文化の違い、考え方の違い、感じ方の違い……そういうものに直面するたびに、それを面白がり、貴重だと感じ、慈しむくらいの気持ちがなければ、関係がギスギスします。

不思議なもので、男の方から常に彼女に調子を合わせていたら、自然に向こうも日本的な流儀に合わせてくる現象が起きます。つまり意地の張り合いをやっている間は、関係は深まらないというわけです。

次に大事な点は、彼女の話をしっかり聞くということです。

会話の比率は男:女=3:7くらいがちょうどいいです。

男の場合、すぐに「意味のある会話」を求めます。結論は何だ? そこから得るものはあるか? など、すぐ会話に意味、ないしは意義を探ってしまうのです。

でも女性はそういう話し方はしません。胸につかえていること(=その大半は、男からすれば拍子抜けするぐらい些細な事象が多いのですが)、その一切合財を吐露したい……そういう喋り方をするわけです。

女の会話というのは、このように、その大半が他愛もないボヤキとも憤懣ともつかないノイズなわけですから、男としては「おまえなぁ、そのくらい我慢しろよ」とか「そんなのフツーじゃん」という風に諭す口調になりやすいです。

これがイケナイ。

どんなくだらないことでも「うんうん、まったくお前の言うとおりだな」と100%、女性のキモチを支持しなければいけないのです。この場合、こころの底から同意する必要はありません。心の底で(バカか、おまえは!)と思っていても「うんうん、そうだね」と言うだけで、女性は大満足し、気持ちがスッキリするのです。

「キミの考えは、間違っている」というのも絶対禁句です。それは彼女が本当に間違っている場合も、絶対、口にしてはいけません。

英語で言えば、女性が求めているのはjudgment ではなく、agreementないしはacknowledgement なのです。

それから日本では(口に出していうまでもなく、好きだよ)ということが通用しますが、外国ではそれは通用しません。かったるいけど(笑)毎回、口に出して「好きだよ」とか「きれいだよ」とか言わないと相手は恐慌をきたします

逆にいえば、「おだてればブタも木に登る」じゃないけれど、その程度のリップサービスで充分なのです、外人女性を満足させるには。

さらに核心に踏み込んで言えば、アレの場合も、日本男児はスタミナが無いとか、お道具が粗末とか、技巧がナニでとか……そういうコトは、殆どカンケーない。

アレの場合でも8割くらいは会話です。つまり会話によるムード作りがしっかり出来ていれば、満足度は高いし、逆にムードを盛り上げることが出来なければ、どんなに絶倫でもダメなものはダメなのです。

世の中には「国際結婚は危ない」式の愚にもつかないアドバイスが蔓延していますが、その大半は良く読んでみると上に書いたような「キホンのキ」すら出来ていない状態で、まるで動物のように男と女がくっついた……みたいな話。

そんなカンケーが破局を迎えるのは当然ではないでしょうか?