3Dプリンタ大手の3Dシステムズ(ティッカーシンボル:DDD)が今日、利益警告しました。その原因は消費者向けプリンタの新製品とメタル・プリンタの生産が遅延したことです。

このうち消費者向けプリンタの新製品に関しては、会社側はカンファレンスコールで具体的な商品名には言及しなかったけど、「エコサイクル・キューブ(EKOCYCLE Cube)」だと思います。これはコカコーラのPETボトルを原料にする、画期的な商品です。



コンシュマー・レビューは「エコサイクル・キューブ」を絶賛しましたが、量産・出荷の段階になって品質面で問題が発覚し、これを是正するために出荷を延期したそうです。(バグは既に直されたような口ぶりでした)

消費者向け3Dプリンタにとってクリスマス商戦は大事な商機であり、もう今年のクリスマスに間に合わないことが確実になったというわけです。

もうひとつの問題はメタル・プリンタで、こちらも需要は強いのですが、第2工場の立ち上げが捗らず、今期に計上するはずの売上が来期以降にずれ込んだのだそうです。この第2工場は現在では立ち上がっています。

今日、急きょ開催されたカンファレンスコールは「またか」というアナリストたちのボヤキが聞こえてきそうな、しらーっとした雰囲気でした。このところの3Dシステムズは買収を繰り返し、経営がハチャメチャになっている観があります。

【利益警告の内容】
今期EPS:予想21¢に対し、新ガイダンス16~19¢
今期売上高:予想1.86億ドルに対し、新ガイダンス1.64~1.69億ドル
通年売上高ガイダンス:予想7.08億ドルに対し、新ガイダンス6.50億ドル~6.90億ドル
通年EPSガイダンス:予想78¢に対し、新ガイダンス70¢から80¢


DDD

なお来週月曜夜9時のマネックス証券月次米国株セミナーでは3Dプリンタ市場の近況について解説したいと思います。