今日、午後3時過ぎにウォールストリート・ジャーナルが「ベーカー・ヒューズがハリバートンに買われるかもしれない」とスクープし、ベーカー・ヒューズ株が急騰しました。

ベーカー・ヒューズ(ティッカーシンボル:BHI)はベーカー・インターナショナルとヒューズ・ツール・コーポレーションが1987年に合併して出来た会社です。ヒューズ・ツール・コーポレーションは航空機や映画会社の経営で有名なハワード・ヒューズJr.のお父さんがテキサスで創業したドリルビットの会社です。

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(出典:ウィキペディア)

現在、ベーカー・ヒューズはオイルフィールド・サービス業界で第三位であり、世界80カ国に5万9千人の従業員を抱えています。

主な製品はドリルビットです。加えてドリリング・サービス、ワイヤライン・サービス、コンプリーション・サービスなどの役務を提供しています。

一方、今回、ベーカー・ヒューズ買収に興味を示していると言われるハリバートン(ティッカーシンボル:HAL)はコンプリーションとプロダクションの役務に強く、業務の一部がベーカー・ヒューズと競合しています。

業界最大手はシュランベルジェ(ティッカーシンボル:SLB)で、より付加価値の高いソフトウェアなどを駆使したサービスを提供している関係で、営業マージンは他の2社より常に高かったです。

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今回、ベーカー・ヒューズとハリバートンが合併すると、売上規模でシュランベルジェを上回る企業が登場することになりますが、たぶん、シュランベルジェはこの合併話に横から割り込むことはしないと思います。

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その理由は、自分よりマージンの面で劣る企業を買収していると投資家に思われたくないからです。

最近、原油価格が低迷しており、オイルフィールド・サービス企業もプレッシャーを感じています。それが合従連合が起きるきっかけとなっているわけです。

ハリバートンがベーカー・ヒューズと合併した場合、反トラスト法の見地から問題があるかどうかは、今の時点では判然としません。

近年、この三社はしっかりした業績を出していた関係で、バランスシートはいずれも綺麗です。