米国を代表するバイオテクノロジー企業、ギリアド・サイエンシズ(ティッカーシンボル:GILD)のブロックバスター薬、「ハーボニ」はC型肝炎を完治させることができる薬として注目されています。

同薬はベストセラー「ソヴァルディ」の改良版で、米国では10月に、欧州ではつい先日、承認されたばかりです。

「ソヴァルディ」は、過去、アメリカで新発売されたどの新薬よりも初年度売上高が大きかった(=少なくとも85億ドル)です。

その改良版が出るということで、お医者さんは「ハーボニ」が出回るまで、「ソヴァルディ」を処方するのを控える行動に出ました。その関係で先の決算では、決算の数字自体は良かったのですが「ソヴァルディ」のスローダウンが投資家の落胆を誘いました。

これはあくまでも新薬が出るまでの一過性の問題だと思われます。

それを証明するかのように、調査会社、シンフォニー・ヘルス・ソリューションズの週間処方箋統計では、「ハーボニ」が新発売された後、第5週の週間処方箋数が2,954になったと報告されました。これは第4週に比べ+21%で、先週の成長率+18%より加速しています。また「ソヴァルディ」の新発売された当時と比べてみると、「ソヴァルディ」の第5週目の処方箋数は1,512でした。つまり明らかに「ソヴァルディ」を上回っているわけです。

とりわけ先週は肝臓学会(AASLD)が開催されていた関係で、多くの専門医がこの学会に出席し、多くの肝臓専門医が不在でした。

今後の日程としては12月6日に全米血液学会(ASH: American Society of Hematology)の第56回大会が予定されています。