今アメリカで一番ホットな話題を提供しているのは、Apple Watchとか、そういう派手な新製品ではありません。もっとずっと地味だけど「どーしてこーゆーモノが、これまで無かったの?」という、我々みんなが切実に必要としているものです。



上の動画はウォールストリート・ジャーナルが作ったものです。いまワイヤレス・チャージャーがブレイクしそうになっています。

スターバックス(ティッカーシンボル:SBUX)がカリフォルニアの一部の店舗にワイヤレス・チャージャーを備え付け始め、これがきっかけでBuzzが広がっているのです。

スタバに行けばWiFiが完備されていてネットが出来る…というのは当たり前ですけど、将来は全てのスタバにワイヤレス・チャージャーが備えられているのが当たり前という日が来るでしょう。

IKEAもワイヤレス・チャージャーを初めから組み込んだ家具や照明器具を発表しています。

さらに最近は自動車向けワイヤレス・チャージャーが登場しています。カップホールダーのそばにスマホを置くトレーがあり、それがワイヤレス・チャージャーになっているという仕組みです。

ワイヤレス・チャージャーは、どんな仕組みで充電ができるのでしょうか?

現在主流になっているのは、電磁誘導方式(magnetic induction)という方式です。これは「ファラデーの電磁誘導の法則」を利用しています。具体的には電気を送る側、すなわちトランスミッターが直流を交流に変換し、電磁波を受ける側、すなわちレシーバーに送ります。レシーバーでは交流が直流に変換されます。

スマホや家電のメーカーなど、100社以上が集まって作られた、ワイヤレス・パワー・コンソーシアムという団体は、Qi(「チィ」と読みます)という業界規格を打ち出しています。統一規格なので、たとえば「電源ケーブルの形状が異なるのでデバイスに差し込めない」というような問題はありません。

ワイヤレス・チャージャーの市場規模は、どのくらいなのでしょうか?

IT調査会社アイサプライは、2015年に8億個のワイヤレス・パワー・トランスミッターならびにレシーバーが出荷されると予想しています。ゆくゆくはスマホやスマート・ウォッチの大半がワイヤレス・チャージャー対応になると思われます。

ワイヤレス・チャージャー向けのソリューションを出している会社は数社ありますが、インテグレーテッド・デバイス・テクノロジー(ティッカーシンボル:IDTI)だけがいわゆるシングル・チップ・ソリューション、すなわちひとつの半導体の中にワイヤレス・パワーチャージに必要な全ての制御機能を全部盛り込んだものを販売しています。これだと部品点数が少なくて済みます。

idti