最近、フェイスブックでグロい交通事故動画をシェアするひとが多くて、たいへん困っています。(と言いながらしっかり観ていますが)

運転手の目線から撮られた動画の大半は、車載カメラが捉えた映像です。その多くはロシアです。

なぜロシアでは車載カメラが必須かといえば、国土が途方もなく大きく、事故が起きても警察官はすぐに事故現場には来てくれないので、現場の状況を記録する必要から車載カメラがブレイクしたのです。

その心臓部門をつかさどる、HD画像圧縮チップセットを作っている企業は、アメリカのアンバレラ(ティッカーシンボル:AMBA)という会社です。

同様に、ドローンに搭載されているカメラの多くもアンバレラのHD画像圧縮チップセットを搭載しています。

さらに会社で仕事をしている間、家のペットの様子をチェックするなどの目的で作られたペットカム、あるいは人の集まる場所で、テロリストや犯罪者を監視するIP監視カメラもアンバレラのHD画像圧縮チップセットが入っています。

アメリカでは警察官が必要以上に正当防衛して、銃を持っていない容疑者を射殺し、世論が激昂する事件が相次ぎましたが、その後、警察官が巡回するとき、常にウェアラブルカメラをONにすることが義務付けられ、いわゆるロー・エンフォースメント・カメラが大ブレイクしています。これも、アンバレラです。

アンバレラのシステムはHDビデオ・プロセシング機能に加えて、イメージ・センサーを内蔵しており、さらにオーディオ・プロセシング機能まで統合されています。

過去3年間の全ての四半期決算で、前年比の売上高成長率がコンスタントに+19%以上でした。

先に発表された1月末〆のFY2015第4四半期決算ではEPS68¢、売上高6,470万ドルと、どちらもアナリスト予想を楽々上回りました。

アンバレラはGoProの心臓部を提供しているということで、常にGoProと抱き合わせで論じられることが多いですが、もうそろそろ切り離して考えても良いのではないかと思います。

AMBA