今日、連邦公開市場委員会(FOMC)が終わり、声明文が出ました。

昨日、FEDウォッチャー、ジョン・ヒルゼンラースがリークした通り、声明文の中からは「辛抱強く」という言葉が消えました。これはタカ派的です。

しかし経済の見通しは下方修正され、特にコア・インフレの予想が引き下げられています。これらはハト派的です。

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このコア・インフレの部分は、凄く重要な部分です。

なぜなら、イエレン議長は実際にフェデラルファンズ・レートを引き上げ始めるタイミングについて、かねてから「インフレがFEDのターゲットである2%に向かってもどってゆくということに関し、リーズナブルに自信が持てる(reasonably confident)状況になるまでは、利上げに着手できない」と繰り返し強調してきたからです。

すると今回のコア・インフレ予想の下方修正は、「リーズナブルに自信が持てる」時期が先に延びてしまったわけです。

一体、このタカ派要因とハト派要因を、どうバランスすれば良いのでしょうか?

まず「辛抱強く」が消えたということは、FRBは何にも縛られず、自然体になったということです。

次にインフレが2%にむけて戻って行くという予想が、少し遠のいたことは、急いで利上げしなくても良い余裕が出来たことを意味します。

でもインフレの見通しは、たとえば失業率のトレンドよりはめまぐるしく変わる性格のものです。だから今は原油価格の下落でインフレがアンダーシュートしていても、将来はそれが反転する可能性もあるわけです。

そのような急変にすぐに対応できるよう機動力が増したという風に解釈すべきです。

もっと踏み込んだ言い方をすれば、これからトレーダーが気を付けるべきニュースは、物価、物価、物価であり、失業率は、忘れろ!ということです。