バイオジェン・アイデック(ティッカーシンボル:BIIB)はボストンに本社を置くバイオ創薬企業です。

同社はアルツハイマー認知症治療薬を開発中で、現在、フランスで開催中の学会で、臨床試験のデータが報告されました。このデータが好感され、同社株は新高値を更新しています。

BIIB

今回、開示されたデータは、166人の軽度アルツハイマー症患者を対象とした臨床試験で、同社の薬の商品名はアデュカヌマブ(aducanumab)、別名BIIB037です。同薬は脳内のベータアミロイドの堆積(=脳の働きを阻害する、カスが溜まる現象)を抑制する働きがあります。

今日、開示されたデータによると、高用量のアデュカヌマブを投与された軽度アルツハイマー症患者において統計上有意な認知劣化の進行を遅らせる薬効が確認されたそうです。このニュースは、既に去年の12月に報道済ですが、細かいデータが開示されたのは、今日が初めてです。

ただアルツハイマー認知症の原因がベータアミロイドの蓄積によるとする仮説には異論もあり、この切り口からの過去の創薬の試みはいずれも失敗に終わっていますので、今回のバイオジェン・アイデックの新薬が承認までこぎつける保証はありません。

この小規模な臨床試験結果を受け、バイオジェン・アイデックは患者1000名を巻き込む大規模な臨床試験を行うと発表しました。

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【略号の読み方】
DPS 一株当たり配当
EPS 一株当たり利益
CFPS 一株当たり営業キャッシュフロー
SPS 一株当たり売上高

バイオジェン・アイデックに関するレポートは、こちらにあります。

マネックス証券米国株式ウイークリー・レポート 2015年1月26日(月)