3月のブラジルの製造業購買担当者指数は46.2へ急落しました。これは過去3年半で最も急激な落ち込みです。
海外からの受注が落ち込んだほか、コスト・インフレで競争力が減退したのが原因です。このコスト・インフレは過去5カ月続いています。その原因はブラジル・レアル安です。
ブラジルのメーカーはそれを最終価格に転嫁することでマージンを確保しようとしていますが、それが国際競争力減につながったわけです。
そこでメーカーは受注残を消化することで何とか生産水準を維持しています。しかし新規受注が鈍っているため、受注残はどんどん減っています。
雇用指数は去年の11月以来、初めて減少しました。