「あっちゃー!」

7月5日の国民投票で、ギリシャ市民は、トロイカから提示されたギリシャ支援プログラム延長条件に「NO!」と意思表示しました。

うーん、、、、、、、ギリシャの「おカネの教育」は、どーなってんのかね?

もう返って来ないんだよォーッ、銀行に預けた、あなたの貯金は(笑)

国民からの支持を得て、ツィプラス首相はトロイカとの再交渉に臨みます。一方、ドイツのメルケル首相はパリに飛び、オランド大統領と打ち合わせに入ります。

いよいよ最後のSHOW DOWN近し、、、

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ここでトロイカが譲歩すると(なるほど! 条件交渉を有利に進めるなら、国民投票をやるに限るな)という知恵を債務国につけてしまいます。だから、ドイツとしては譲歩したくないところです。

一方、ギリシャでは先週一週間銀行が休業していたせいで国民生活に支障が出始めています。フィナンシャル・タイムズは「預金の一部没収」が検討されていると報じており、なんだか凄いことになってきました。

もちろん「ゲーム理論」だか何だかしらないけど、トロイカの神経を逆なでするような態度を繰り返したギリシャ側にも非があるけれど、今となっては2010年、ならびに今回の交渉で提案された、ギリシャ負債の一部免除を、トロイカが即、却下したことが悔やまれます。

あのとき、到底返済できない債務の一部を棒引きすることに合意していれば、より現実的な返済スケジュールに基づいておカネを返すインセンティブが出来たわけです。

もしギリシャがデフォルトすれば、ユーロ圏各国が保有しているギリシャ国債は、ほぼ全損になります。

トロイカが提示した債務返済条件の計算根拠も、今となっては少し幼稚すぎたかな?と思われます。彼らは先ず借金を返すことが可能になると思われる基礎的財政黒字額を計算し、次にその基礎的財政黒字を達成するために必要な増税額ならびに政府支出の削減額を計算し、それをギリシャに強要したのです。

でも増税と政府支出のカットを同時にやれば、当然、経済は一層悪化するわけで、計算通りの歳入は望めなくなります。そういう経済学のイロハを無視したトロイカ案に「あんたら、詰めが甘いんじゃないの?」という至極まっとうな批判の声が学界から出ています。

どちらにせよ、もし交渉が決裂すれば、ギリシャもドイツをはじめとするEU各国も、深く傷つくわけで、ここは双方頭を冷やして打開策を見出して欲しいところです。

エキサイティングすぎダロ、国際金融(笑)

【追記】
あの、勘違いしている人が多いようなので言葉を足しておきますね。

今回、ギリシャ国民が意思表示したのは、あくまでも「トロイカ案は、イヤだ!」と言っただけです。それ=デフォルトでは、断じてありません!

じゃあ、一体、何なの? →それはつまり、振り出しに戻っただけです(笑)

ECBへの支払いの期限が7月20日で、その期限が未だ到来していないのにデフォルト云々というのは、ファイナンスのイロハのイすらわかってないことになりますwww

IMFの分が「保留」になっているのは、詰まる所、お金の出どころが、トロイカからのギリシャ支援プログラム第二弾の一括支払いしかないからです。これは、はじめからわかっていたことです。

だからIMFは最初から、トロイカ全体とギリシャの交渉に歩調を合わせる意味で、「保留」にしておいて全体交渉に下駄を預けているわけ。

2009年このかたギリシャは何度も愁嘆場を演じてきたけれど、交渉が決裂したことは一度もありません。もっとハッキリ言えば、その度ごとに最後はドイツ側が折れて、丸く収めているのです。今よりももっと危機的な瞬間は過去にあったし、これからもあるでしょう。

そこんとこ、ヨロシク。