このところ世界の株式市場が冴えません。そこで投資家のセンチメントを確認しておきたいと思います。

下はブルベア指数です。

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ブルベア指数は、インベスターズ・インテリジェンスという会社が全米のマーケット・レターの強気/弱気を毎週一回、集計したものです。最新の数字は強気が37.7%、弱気が18.4%でした。強気から弱気を引いた差は19.3で、去年の10月22日以来、最も低い数字でした。

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ご存じのように去年の10月22日はマーケット急落後、急反発を見ました。つまり今回もセンチメント的には、ようやく底入れてもおかしくない水準に辿り着いたわけです。

このブルベア指数には、ツッコミどころが満載です。まず一週間に一度しか更新されないので、タイムラグがあるという点です。しかも先週の相場に基づいてマーケット・レターは相場観を決めるので、まるまる一週間前のセンチメントを反映しているわけです。またマーケット・レターの強気/弱気が、どれだけ科学的か? と言えば、やっぱり首を傾げざるを得ません。

このように、タイミング・ツールとして不適当である上、マーケット・レターそのものが往時のノスタルジアみたいな存在に成り下がっているので、そもそも母集団の市場への影響力が大いに弱っている気がします。

そのような様々な欠点を断った上で、ブルベア指数を僕が今でも愛用している理由は、市場参加者の慢心や不安を大掴みに把握する、最も歴史の古いセンチメント・インディケーターとして、一定の利用価値があると思うからです。

この指標は、いわゆる「逆指標」であり、強気が少ないほど、今後の相場は上がりやすいという風に解釈します。