これまでの僕の相場観は、「マーケットは7月天井を付けた後、下落に転じ、その後、煮ても焼いても喰えない、トレードしにくい調整局面を迎える」というものでした。そして「目先は8月の安値を試しに行く展開になる」と考えていました。

どうやら下のチャートに見る如く、米国株式市場は8月の安値を成功裡にテストし、Wボトムを付けた観があります。

spx

とりわけ今日は、非農業部門雇用者数の数字が予想外に悪かったので「あれぇぇぇぇぇーっ」というアタフタ感が市場に漂いました。

このようなエモーショナルな展開は、引かれ腰の弱い投資家のへとへと売りを誘う、理想の展開です。寄付きの絶望感にもかかわらず、どっこいマーケットは売り物を押し返し、プラス圏に戻してきました。

思うに中国経済の鈍化の影響がアメリカの指標にも顕われてくることは、多くの投資家が既に予想していたこと。その意味では、今日の非農業部門雇用者数に代表される「酷い数字」は、もうすっかり株価に織り込まれてしまっている筈。

もちろん、ここから相場が一回も後ろを振り返らず、ずんずん高くなる保証はありません。まだジュクジュクした弱気局面が至現すると覚悟すべきでしょう。

でも10月、11月、12月、1月は、経験則的にアメリカの株式市場が最も上がりやすい時期であることが知られています。今年も、それは同じでしょう。

だから意を決して、どこかで出動しなくてはいけないのです。

経験則的には「運輸株、市況株、素材株は10月に買え!」というジンクスがあります。銘柄的にはCSX(ティッカーシンボル:CSX)、UPS(ティッカーシンボル:UPS)、フリーポート・マクモラン(ティッカーシンボル:FCX)あたりが、そのシナリオにフィットします。

でも必ずしもこれらの銘柄だけというわけじゃなくて、別に自分の好きな銘柄を思い思いに攻めていけば良い気がします。

言い換えれば、これまでは「何を買っても儲からない相場」だったけど、これからは「何を買っても儲かる相場」になるということ。