スクエア(ティッカーシンボル:SQ)が初値レンジ11~13ドルを大幅に下回る9ドルで新規株式公開の値決めをしました。

スクエア株は明日朝から取引が開始されます。

まず9ドルという値決め価格は、ふざけています

この価格設定は、このIPOがメチャクチャ不人気だったことを示唆しており、強引に値決めに持ち込んだゴールドマンは、機関投資家から批判されて当然です。

普通、需要が足らないなら、あと数日ロードショウ日を追加して必死に需要を積み上げるなり、ディールを延期するなりすべきです。

それを、比較的短期間のロードショウで「えいやあ!」と強引に値決めに持ち込んだ理由は、明日がスクエアのCEO、ジャック・ドーシーの誕生日であり、NYSEのポディウムでオープニング・ベルを鳴らしたいという希望があったからだそうです。

おまいら、投資家を舐めてんのか!

IPOは、バースデー・パーティーじゃないんだゾ。

僕もこれまで数百にのぼるIPO目論見書を読んできたけれど、およそスクエアのIPO目論見書ほど醜悪なものは見たことがありません。

よくまあゴールドマンのコミットメント・コミッティーは、こんな糞ディールをOKしたものです。

スクエアがギトギトの赤字を出している最大の理由は「トランザクション・コスト(Transaction costs)」と呼ばれる費用が売上高の85%を占めているためです。それはこんな風に説明されています:

Transaction costs. Transaction costs consist primarily of interchange fees set by payment card networks and that are paid to the card-issuing financial institution, assessment fees paid to payment card networks, fees paid to third-party payment processors, and bank settlement fees.
トランザクション・コスト:トランザクション・コストとはクレジットカード会社が設定するインターチェンジ・フィー(カードをイシューしている銀行に支払う)と、アセスメントフィー(VISAなどのカード会社に支払う)、さらにサード・パーティー決済処理業者に払うフィー、最後に銀行決済フィーから成っている


つまりこれらのフィーは「まけてください」とお願いして減額してもらえるような性格のものでは無いのです。

だからスクエアのトランザクション・ボリュームが増えれば増えるほど、上記の金融機関や情報処理業者に払わなければいけないフィーはそれに応じて増え、いつまでたっても黒字にならないわけです。

もともと11~13ドルの初値を設定した時点で、最後のプライベート・ラウンドより低い時価評価でした。それが今回、一気に9ドルでドサクサ紛れ的に値決めされたことで、「ユニコーン」と持て囃される未公開株の評価が、いかにいい加減なものかということがハッキリしたわけです。

いまごろUberとかAirB&Bとかセラノスなどのクソな企業のウスノロ経営者たちは、おしっこチビッている事でしょう。(笑)

終わったんだぜ、パーティーは。