アルゼンチン大統領選挙は決選投票の末、マウリシオ・マクリ氏が勝利しました。

現職フェルナンデス大統領の推すブエノスアイレス州知事、ダニエル・シオリ氏は僅差で敗退しました。

マクリ氏はビジネス寄りの政策を打ち出すことを公約していることから、国際金融界から鼻つまみ者扱いされてきたアルゼンチンが見直される可能性があります。

アルゼンチンは27%近いインフレを経験しています。

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同国は保護貿易主義を行ってきており、非効率で競争力に欠ける国内産業が過保護に守られています。

同国の経常収支は赤字です。

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最大の貿易パートナーであるブラジルの経済が悪いので、アルゼンチンの輸出もふるいません。

同国の財政赤字はだんだん悪化しています。

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政府は、民間から資産を強制収用することで国庫の足しにしてきました。

また民間企業に対する過度の指導や、人工的な価格統制をおこなってきました。

今後は、価格凍結の解除、エネルギーに対する補助金の廃止などをやる必要がありますが、抵抗があると予想されます。

同国のGDPは下のように推移しています。政府の公式発表の数字は信ぴょう性が低いです。

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アルゼンチン政府の債務はGDPの42%です。

対外債務をどう返済してゆくか? が課題になっています。期限が到来する借金は、下のようになっています。

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アルゼンチンは外貨建てで沢山借金しています。それはペソ安になると返済負担が増えることを意味します。

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2017年には議会選挙があり下院257議席の半数が改選になります。これも改革を阻む要因です。