ゴープロ(ティッカーシンボル:GPRO)は業績的には大変問題のある企業です。

10月29日に発表された第3四半期決算では、EPSが予想の29¢に対し25¢、売上高が予想の4.31億ドルに対し4億ドルと、惨めな結果に終わりました。

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しかしそれよりもっと悪いのは、在庫回転率が2014年の9.8から、わずか3.4へと下がっていた点です。

卸の段階で、どれだけ過剰在庫が積み上がっているのか把握しにくいです。

同社が出した新製品、HERO4 Sessionは、全くの空振りに終わり、値引きをすることで在庫整理をするという屈辱の展開になっています。

しかし……

ゴープロのストーリーが完全にオワリになったかどうかは、未だ議論の余地があると思います。先ず同社株は株価収益率(PER)で16倍で取引されており、割高感はありません。プライス・ツー・セールス・レシオ(PSR)では僅か1.36倍です。

いま同社のグロスマージンを見ると46.8%もあり、これはハードウェアの企業としてはピカピカです。

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過去1年の営業キャッシュフローも1.8億ドルあります。

同社株にはフリー・フロートの47%にのぼる空売りが乗っています。これは売り手が慢心し過ぎではないでしょうか?

空売りしたポジションは、その会社が潰れない限り、どこかで買戻しをかけなければいけません。ゴープロのバランスシートを見ると、この会社が潰れるとは到底思えません。(同社は無借金経営です)

このところゴープロには「アップルからTOBがかかるのではないか?」というボンヤリした噂が絶えません。

僕はそのシナリオの実現可能性は低いと思うけど、浮動玉の47%もの潜在買い圧力がある同社株をノホホンとショートしている連中の気が知れません。

Bulls make money、Bears make money, Pigs get slaughtered.

GPRO