第1四半期が終わりました。下は世界の株価指数の年初来パフォーマンスです。(金曜日が4月1日だったので、正確には1日余計ですが)

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一番パフォーマンスが良かった市場はブラジルでした。なお上のグラフは現地通貨ベースであり、ドルベースに直すとブラジルは30%近く騰がっています。

メキシコも+7.18%と好調でした。

ドル安になると輸出品目に占める一次産品比率の高いこれらの新興国は輸出競争力が増え、楽になります。

それに加えてドル安局面ではアメリカのフィナンシャル・アドバイザーは顧客に積極的に新興国へ投資するようアドバイスします。これは経験則的にドル安局面でラテンアメリカなどの新興国の株式のパフォーマンスが良くなることが知られているからです。

米国の株価指数では、ダウ工業株価平均指数、S&P500指数が揃ってプラス圏で引けました。ただナスダック総合指数は未だマイナスです。

米国は去年12月から利上げ局面に入っていますが、利上げ局面ではマルチプル・コントラクションという現象が起こりやすいです。

マルチプルとは、ここでは株価収益率(PER)を指します。コントラクションとは縮むことを指します。つまりハイテク株、バイオ株、グロース株などの株価評価が緊縮するという意味です。

だからナスダックのパフォーマンスが劣後しているわけです。

米国株のセクター別パフォーマンスは:

公共株 +14.9%
工業株 +4.9%
素材株 +4.3%
消費財 +3.6%
コングロマリット +2.8%
テクノロジー +2.6%
サービス +1.4%
金融 -3.5%
ヘルスケア -6.8%


でした。公共株のパフォーマンスが良かったことは僕の想定外でしたが、その他は教科書通りの展開でした。