米国の労働省労働統計局は1997年以降、継続してアメリカの若者たちの転職事情を追跡調査しています。サンプルは1980年~1984年に生まれた約9千人の若者です。

4月8日に発表された第16回追跡調査によると、これらの若者は18~28歳までの間に7.2の職業に就きました。つまり最初の職に就いた後、6.2回、転職しているというわけです。

大卒以上の学歴をもつ女性は8つの職場を経験します。女性の場合、学歴が高くなるほど転職回数が多くなるという傾向が見られます。これは男性にはあてはまりません。


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ここからは僕の補足ですが、米国では日本のように一斉に就職活動をするということはありません。

もちろん学生の中には早くからインターンシップなどを行い、就職活動に余念がない学生も居ます。

その反面、大学を卒業する段階になっても就職先が決まってない学生も沢山居ます。別にその時点で就職が決まってなくても、社会的なスティグマにはならないのです。

こんにち19~24歳の若者が親と同居している割合は、男性の場合50%、女性の場合45%です。これは1960年の頃(男性36%、女性25%)に比べると、たいへん増えています。

そのひとつの理由は大学進学率の上昇ならびに学資ローンの負担が増えたことだと思われます。

早くから就職活動を行い、サッサと就職を決める学生でも、最初の会社にちゃんと定着するか? と言えば、それはそうとは限りません。実際、そういう学生ほど、次々に転職を繰り返し、自分にいちばんピッタリ合った仕事を模索します。

一例としてゴールドマン・サックスに就職した若者は、平均して2.4年で転職するそうです。ゴールドマンのような超難関の就職先に受かった場合でも、自分に合わなければ、彼らはサッサと辞めるというわけです。