去年の暮れにダウ・ケミカル(ティッカーシンボル:DOW)とデュポン(ティッカーシンボル::DD)が合併を発表しました。
この合併は今期中に株主からの承認を得て、今年下半期までに成立させたいと両社の経営陣は考えています。
新しい会社の名前は、ダウデュポンになります。
両社の合併後、重複している部門を削減し、30億ドルの節約を達成します。
その後、2017年~2018年のどこかでダウデュポンは3つの事業部をそれぞれ独立させ、スピンオフします。つまり3分社化するわけです。
それらは下のようになります:

現在、ダウ・ケミカルの時価総額は576億ドル、デュポンの時価総額は578億ドル、合計するとダウデュポンの時価総額は1,154億ドルになる計算です。
しかし上記の3分社化を実施すると、これに300億ドル近い株式市場価値が上乗せされ、3社合計の時価総額は1,454億ドルになると両社は試算しています。言い換えれば+26%のアップサイドを見ているということです。
2年後に+26%のキャピタルゲインを実現するのを待つ間、株主は両社のブレンド配当利回り約2.9%を享受することができるというわけです。


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この合併は今期中に株主からの承認を得て、今年下半期までに成立させたいと両社の経営陣は考えています。
新しい会社の名前は、ダウデュポンになります。
両社の合併後、重複している部門を削減し、30億ドルの節約を達成します。
その後、2017年~2018年のどこかでダウデュポンは3つの事業部をそれぞれ独立させ、スピンオフします。つまり3分社化するわけです。
それらは下のようになります:
アグリビジネス:売上高16億ドル
本社はデラウエア州ウィルミントン。種子、害虫駆除など。
特殊化学:売上高12億ドル
本社はデラウエア州ウィルミントン。電子製品、ヘルスケア、防護服などで使用される特殊化学製品。
素材科学:売上高45億ドル
本社はミシガン州ミッドランド。プラスチックを中心とする消費者、自動車産業、工業向け化学製品。

現在、ダウ・ケミカルの時価総額は576億ドル、デュポンの時価総額は578億ドル、合計するとダウデュポンの時価総額は1,154億ドルになる計算です。
しかし上記の3分社化を実施すると、これに300億ドル近い株式市場価値が上乗せされ、3社合計の時価総額は1,454億ドルになると両社は試算しています。言い換えれば+26%のアップサイドを見ているということです。
2年後に+26%のキャピタルゲインを実現するのを待つ間、株主は両社のブレンド配当利回り約2.9%を享受することができるというわけです。


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