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ゴールドフィールズ(ティッカーシンボル:GFI)は南アフリカの産金会社の「御三家」のひとつで、世界第7位の産金会社です。

同社の金山は世界の4地域に分散しています。生産高が一番大きかったのはオーストラリアで、2015年の実績は988Kozでした。オーストラリアの採掘コスト(AISC)は$912/ozです。

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その次に生産高が大きかったのはガーナで、2015年の実績は754Koz、採掘コストは$1,049/ozでした。

ところが同社の確認埋蔵量を見ると、南アフリカが34Mozと圧倒的に多く、全体の72%を占めています。

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同社の南アフリカの金山は、サウスディープと呼ばれる南アでも屈指の金山です。折角、莫大な金が眠っているのに、なぜ南アで優先的に採掘しないか? と言えば、サウスディープは採掘コストが高い($1,250/oz)からです。言い換えれば現在の金価格($1,361)では、殆ど儲からないというわけです。

別の見方をします。

いま仮に金価格がどんどん上昇したとします。そのシナリオではサウスディープ金山が採算に乗って来るので、南アで増産が可能になるし、その場合、利益も鋭角的に増加します。さらに同社の含み価値もぐんぐん上昇するというわけです。

このような収益構造をファイナンスの世界では「オペレーティング・レバレッジがある」という風に表現します。

世界の金鉱株が軒並み値を飛ばす中、ゴールドフィールズ株が出遅れていたのは、乱暴に説明すれば上のような理由によります。しかし今後、もし金価格が上昇し続けるのであれば、そのペースよりも何倍も速いペースでゴールドフィールズ株が騰がると考えられるのはこのためです。