英国の国民投票でEU離脱派が勝利したので、デビッド・キャメロンが首相を辞任し、その後任が誰になるか注目されていました。

与党保守党の党首選は、これまでに2回のラウンドが戦われ、最終的にテリーザ・メイ内相とアンドレア・レッドサムエネルギー・気候変動相の一騎打ちとなっていましたが、アンドレア・レッドサム氏が辞退したため、事実上、テリーザ・メイ氏が英国の次期首相になることが確定しました。

テリーザ・メイ氏は法案などの細かい点まで精査することで知られており、性格的にはドイツのメルケル首相と似ているそうです。内務大臣は英国の閣僚のポストでも最も重要なポストのひとつであり、彼女はそれをソツなくこなしてきました。

ボリス・ジョンソン、ナイジェル・ファラージなどの漫画的なキャラに翻弄されまくった最近の英国政治ですが、結局、テリーザ・メイというスタンドプレーが大嫌いで、問題解決志向型のリーダーに落ち着いたことで、英国は傾いた船を正す作業に着手できるメドがつきました。

リスボン条約第50条によるEU離脱の申請は、早くても10月以降になると思いますが、EUを逆なでするようなアジテーターが全て消え去り、メルケル首相とは「ウマが合う」実務肌のメイ首相が誕生すれば、英国を包んでいた不確実性の霧は、ある程度晴れると見るべきでしょう。

銘柄的には先週、出動をかけたロイズ・バンキング(LYG)、それに加えてバークレイズ(BCS)あたりが一番値幅取りに適しているように思います。

lyg