パースリー・エナジー(ティッカーシンボル:PE)は2008年に創業された、比較的新しいシェールの探索生産会社です。

同社はパイオニア・ナチュラル・リソーセズ(ティッカーシンボル:PXD)に勤めていた幹部社員が分家し、設立した会社であり、その意味で経営理念はPXDに相通じるものがあります。

パースリー・エナジーのブライアン・シェフィールドCEOのお父さんはPXDのCEOです。また彼のおじいちゃんはテキサスの伝説的なオイルマン、ジョー・パースリーです。ブライアンは、このおじいちゃんの名前を永久に残すため、パースリー・エナジーという会社名にしたというわけです。つまり「シェール業界のケネディ家」みたいに血筋が良いということ。

パースリー・エナジーはテキサス州のパーミアン・ベイスンだけに特化しており、その中でもミッドランドと呼ばれる地域を中心に探索生産を行っています。

この地域は数あるアメリカのシェールガス田の中でも最もロー・コストで生産・出荷できる土地柄です。

原油・天然ガス価格が低迷している折、コスト競争力は銘柄選択に際して最も重要なカギを握ります。その点、パースリー・エナジーは最もコスト競争力のある地域のみに特化しているので、ラッキーな立場だと言えます。

同社は新規株式公開(IPO)して以来、平均して、毎期+16%のペースで生産高を増やしてきました。しかもそれは買収によって水増しされた数字ではなく、自社の掘削の増産による成長です。

同社は非効率な垂直リグを止め、大型の、水平掘りが出来るリグに置き換えています。いま4基が稼働しています。この関係で営業費用比率はどんどん下がっています。

今後の成長ですが、大雑把に言えば、リグを1基増やす毎に全社生産高は年間+30%成長できる計算です。リグをどのようなペースで増やしてゆくかは原油価格ならびに天然ガス価格次第です。2017年は現在4基のリグを5~7基に持って行く計画です。

同社の生産高のミックスは6割が原油、4割が天然ガスです。

生産した原油を出荷する際、すでに60%前後が価格ヘッジしてあり、ヘッジ価格は50ドル付近です。だから原油価格が目先低迷しても、それが同社の利益に与える影響は限定的です。

パースリー・エナジーは現在主力生産地となっているミッドランドの南西に位置するデラウエア・ベイスンでも鉱物権の取得を進めています。デラウエア・ベイスンも大変有望な地域として業界関係者から注目されている地域です。

パースリー・エナジーはバランスシートが強固です。純負債対EBITDA比率は1.7倍です。

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