クウェート国首長シェイク・サバーハ・アル・アハマド・アル・ジャービル・アル・サバーハ殿下が日曜日、議会(総議席数50)の解散を命じました。

800px-Kuweit-towers

これを受けてクウェートの内閣も総辞職、二か月以内に繰り上げ選挙が行われる運びとなります。

クウェートでは原油価格低迷で国家財政が圧迫を受けています。このため政府はガソリン代を最大+80%値上げする、各種補助金を削減する、などの対策を取ってきました。

この緊縮措置に対する国民の不満は大きいです。

クウェートは湾岸諸国の中では比較的政治機構が整っており、議会が重要な役割を果たしています。

しかし最終的にはアル・サバーハ家が発言権を持っており、議会を解散させることが出来ます。

10月8日に5名の米兵を運んでいたトラックに、爆発物を隠したゴミ収集車が突っ込む攻撃がありました。この自爆テロは失敗に終わり、ゴミ収集車を運転していたエジプト人運転手だけが負傷しました。この運転手はISISのビラを持っていたそうです。

緊縮財政で国民の不満が募る中、ISISのようなテロリスト集団が動き回りやすくなっているという危機感があります。

今回の「仕切り直し」の背景には、そのような安全保障上の脅威も関係していると思われます。