1995年にネットスケープがIPOされた後、アメリカには生産性革命がもたらされました。経済統計オタクで有名なアラン・グリーンスパン前FRB議長は「生産性は、あたかもずっと高止まりしたような印象を受ける」という有名な感嘆の言葉を発しました。

実際、米国の労働時間当たりGDPはネットが広く普及した後、高止まりしました。しかし現在は、驚くほど低いです。

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ちなみに日本の労働時間当たりGDPにはインターネットの普及による恩恵は感じられません。長期的に右肩下がりとなっています。

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日本の場合、テクノロジーのアダプテーション(採用)方法が、どこか根本的に間違っているのではないでしょうか?

Facebook、Twitter、LINEなどが生産性を改善させるという議論があるけれど、すくなくともデータには顕われていませんね。

あまりに無批判に受け入れすぎてませんか? ネット野郎たちの根拠なき主張を。

インターネットが企業収益の向上に寄与するという議論も正しくないです。米国企業の純利益マージンは、リーマンショックでボロボロになった時期を除けば、ずっと9.3%から10.2%の間をウロウロしています。

トランプの海外利益米国送金奨励策でアメリカ国内の投資が増えるという議論がありますが、たしかにハコモノはポコポコ作られるかも知れないけれど、テクノロジーへの投資は増えないでしょうね。

SNSは生産性低下を招く、歓迎せざるツールだと思います。「キュウリに驚くネコ」とか、食いもの屋の画像ばかりを眺めていて、なぜ効率が上がると主張できるのか、その思考停止には感嘆せざるを得ませんね。

いい加減、止めませんか、ネット野郎たちの主張する「ITがもたらす、明るい未来」論でマスターベーションするのは。