今日、ウォールストリート・ジャーナルその他が伝えたところによると、米国の食品メーカー、クラフト・ハインツ(ティッカーシンボル:KHC)が英国の食品・日用品メーカー、ユニリーバ(ティッカーシンボル:UL)に対し買収提案し、拒否されたそうです。両社は話し合いを続けているそうです。

現時点でわかっていることは、これだけです。

ここからは僕の第一印象です。

まずこの合併が成就すれば、両方の会社のエンタープライズ・バリューの合計は2700億ドルとなります。エンタープライズ・バリューとは、株式時価総額に負債額を足したものを指します。

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これはプロクター&ギャンブル(ティッカーシンボル:PG)のエンタープライズ・バリューである2500億ドルを超えることになります。

クラフト・ハインツの場合、食品が中心で、利益の殆どは米国から上がっています。

ユニリーバは「AXE」、「Dove」、「LUX」などのブランドに代表されるパーソナル・ケア商品が売上高の37%、「Knorr」、「Hellmann’s」、「LIPTON」などに代表される食品が25%、「Ben & Jerry’s」に代表されるアイスクリーム、リフレッシュメント商品が19%、ホームケア製品が19%という商品構成です。

つまり両社の商品ポートフォリオの重複は、それほど大きくないということです。

言うまでも無く、クラフト・ハインツはウォーレン・バフェットの投資先企業のうちのひとつであり、バフェットはその切り盛りを、投資パートナーであるブラジルの3Gキャピタルに任せています。バフェットと3Gの持ち株を合わせると、過半数を超えます。