オバマケア(アフォーダブル・ケア・アクト)に代わる下院共和党ヘルスケア・プランが公表されました。

それはオバマケアとはかなり違う内容になっています。

下院共和党ヘルスケア・プランでは、個人の1)年齢と2)所得に応じて税控除クレジットを決定する仕組みが採用されています。

そこではまず個人が医療保険料を支払い、確定申告の際、それが所得から一部控除されるという方法を採ります。

なお、年間所得7万5千ドルを超える個人、ないしは家計収入15万ドルを超える世帯の場合、裕福になるほど税控除クレジットが小さくなるように設計されています。

オバマケアの場合、個人が医療保険に加入を怠れば「罰金」が科せられていましたが、それは廃止になります。

下院共和党ヘルスケア・プランは、早ければ4月に可決したいところですが、その先行きは予断を許しません。

すでに一部の共和党議員からは不満の声が上がっています。また下院共和党ヘルスケア・プランは国庫の負担の試算が無いのと被保険者数の増減に関する予想が無いので、審議がしにくいという指摘もあります。

オバマケアでやっと医療保険に加入できた国民が、下院共和党ヘルスケア・プランに移行することでカバレッジを失うリスクもあります。

共和党議員の中にはそのようなリスクに多くの有権者が晒されている州(たとえばウエスト・バージニア)を代表する議員もおり、支持が取り付けられない可能性もあります。

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