オックスフォード・インダストリーズ(ティッカーシンボル:OXM)の第2四半期(7月期)決算は、EPSが予想$1.43に対し$1.44、売上高が予想2.91億ドルに対し2.85億ドル、売上高成長率は前年比+0.6%でした。

第3四半期はEPS予想6¢に対し、新ガイダンス9~19¢、売上高2.38億ドルに対し新ガイダンス2.45億ドル(中値)が提示されました。

2018年度はEPS予想$3.59に対し、新ガイダンス$3.60(中値)、売上高10.9億ドルに対し新ガイダンス10.85~11.05億ドルが提示されました。

同社は老舗のアパレル・メーカーですが、2003年に「トミー・バハマ」を、2010年に「リリー・ピューリツァー」を買収する一方で一部の事業を処分し、現在ではこの二つのブランドを核として、リゾート・ファッションに特化した事業展開を行っています。

「トミー・バハマ」はメンズならびにウイメンズで、南国の島のライフスタイルからインスパイアされたファッションを展開しています。売上高の半分は自社店舗、卸売りが23%、ネット通販が16%です。

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(出典:トミー・バハマ)

なおトミー・バハマは南国風のレストラン・バーも展開しています。下はフロリダ州デスティンのストア兼レストランです。

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一方、同社のもう一つの中核ブランドである「リリー・ピューリツァー」はオーセンティックなリゾートウェアに特化しています。

このブランドはリリー・ピューリツァーがフロリダのパームビーチで1950年代に創業しました。

リリーはロックフェラーのスタンダード石油の資産家マッキム家の末裔で、社交界の花であり、ピューリツァー賞で有名なメディア王、ジョセフ・ピューリツァーの孫にあたるピーター・ピューリツァーと出会い、結婚します。

新婚の二人はフロリダのパームビーチでバカンスを楽しみますが、一族がフロリダに柑橘園を所有しており、そこで採れるオレンジを絞って売るジュース・スタンドをオープンしました。フレッシュなオレンジやレモンを絞るとき、その汁がワンピースに飛び散って服を汚してしまうので、「いっそのこと、汚れが判らないように派手なピンク色や黄色のドレスを作れば良いかも」という考えから、そういう派手なプリントのドレスを着て、ジュースを売りました。

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するとジュースを買いに来た客から「あなたのドレス、何処で買えるの?」と質問され、ついでにドレスもジュース・スタンド売りはじめたのです。

そういう経緯なので、上流の、社交界の品の良さと、リゾートのボヘミアンで大胆な趣味が合わさって、「リリー・ピューリツァー」のブランド・アイデンティティが出来たわけです。

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財務的には、この手のアパレル企業としてはちゃんとした営業キャッシュフローが出ていると思います。

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