僕は「決算原理主義者」です。

原理主義というのはキリストの処女降誕などを歴史的事実として信じる立場です。マリア様が××してないのに、なぜか妊娠したw……そういう科学じゃ説明できないことを信じる立場が原理主義です。

GuidoReniAnnunciation

最近では、これをイスラムに当てはめて「イスラム原理主義」という言葉も生まれていますし、マーケットの住人たちは、市場は万能であるという立場から「市場原理主義」を唱えています。

僕の場合、これらに近い盲信を、企業の決算発表に抱いています。

Market Hackの読者の中には「銘柄名」に拘泥し、いつまでもそれが頭に烙印のように焼き付いている人が多く居るようですが、僕は、それは全くナンセンスだと思っています。

そうではなくて、来る決算、来る決算、毎回、「良い決算が出せるか?」という事の方が、遥かに重要であり、良い決算が出せる企業の株は買えばいいし、良い決算が出せない企業の株は売ればいい……そういう風に考えています。

言い換えれば、好きな銘柄でもちゃんと良い決算を出せなかったのならぶん投げれば良いし、嫌いな銘柄でも(あれっ?)という良い決算を出し続けているなら買うべきです。

僕にとってMarket Hackで一番重要な記事は、新しく銘柄を紹介する記事ではありません。(=ウォール街では、新しい銘柄をフォローしはじめることをイニシエーションといいます。→これは重要ではないです)

そうではなくて、三ヶ月に一回やってくる決算記事……これが最も大事だと思っています。(このように継続フォローすることを、ウォール街ではメンテナンスといいます。→プロの投資家ほど、メンテナンスを重視します)

それでは「良い決算」とは、一体、何でしょう?

「良い決算」の定義は、ウォール街ではハッキリしています。それは厳然としていて、ブレません。それは:

1. EPSでコンセンサス予想を上回ること
2. 売上高でコンセンサス予想を上回ること
3. 会社側ガイダンスがコンセンサス予想を上回ること


このひとつひとつが、全部合格した場合「だけ」が、「良い決算」です。ひとつでも取りこぼしがあれば、それはもう「良い決算」とは言えません。

毎回、ちゃんと「良い決算」を出している株は、放置しておいてもテンバガーになります。

毎回、決算をしくじっている企業は、いつまでたっても株価が低迷します。